2014年4月29日火曜日

間違ったパタヤへの行き方で、危うくロストバゲッジ−その3




不安を抱えながら、ジョムティエンに向けて再び走り出すロットゥー。



そして、あんちゃんが私に聞いてきます。



お前の手荷物はそのリュックだけか?と。



いやいや・・・。



キャリアバッグがありますよと言う事で、ノーと答えます。



すると、あんちゃんが困った顔をして・・・。



そうか、わかったみたいな事を言って誰かに電話をし始めます。



私は、その時何でそんな事をきかれたのか、わかりませんでした。



しかし・・・一つだけ残ったキャリアバックがファランのおじさんのものなのか、私のものなのかを確認しただけだと思い、あまり気にとめませんでした。



ビーチロードの方をみると、パタヤタワーが建っているのが遠目で見えました。



なんとなく、今走っている場所がどの辺なのかはわかってきました。



すると、今度はファランのおじさんがあんちゃんに何かを言っています。



おじさんのホテルがあるのはパタヤタワーの近く、サウスパタヤかプラタムナックヒル辺りなのかも知れません。



もしくは、私と同じジョムティエンの入口付近なのでしょうか。



そして、テパシット通りだと思われる辺りでバンは停車します。



あんちゃんは、テパシットに着いたぞさあ降りろ!とおじさんに言います。



おじさんは、ノーノー。○×△※・・・



聞き取れませんでしたが、恐らくテパシットじゃなくジョムティエンに行きたいと言ったのでしょうか。



すると、あんちゃん少し切れ気味で、だったらジョムティエンに向かうんだから文句言うなよ的な事をおじさんに言っています。



再びバンは走り出し、さらにスクンビット通りを南下するのですが、まだおじさんとあんちゃんは揉めているようです。



ノースバスターミナルがどうとかサウスバスターミナルがどうとかジョムティエンがどうとか・・・。



そして、あんちゃんさらに強い口調で、それならさっきの場所だよ!的な感じでおじさんに言います。



バンは、次の交差点でUターン。



さっきのテパシット通りらしき場所まで戻って来て・・・あんちゃんは、



あんたの行きたい場所はここで降りるのが一番近い!ここからタクシーなりを拾って行くしかない!と言っているようです。



おじさんは、ソーリーソーリー、私も何も知らなかったんだよ的な感じで切れ気味のあんちゃんに謝っています。



そして、おじさんは、あんちゃんの英語は凄く上手で、良く伝わったよ的な事も言っています。



おじさんもここで下車・・・。



車内に残されたのは私だけ・・・。



さて、私はどこで降ろされるんだろうと不安に思っていたら、あんちゃんポケットから20Bを取り出して私に返してきました。



そして、パタヤに戻る!そこにお前の荷物があるから!的な事を言い出します・・・。



・・・へっ!?



私の座っている位置から死角になっているので、わからなかったのですが荷物を置いていた後部座席最前列の右奥を除いてみると・・・。



何も無いという、まさにイリュージョン(爆)



どうやら、パタヤで降りた客たちも大きなキャリアバックを持っている人が何人かいましたので、その人たちの荷物と同時に私の荷物も降ろされたのでした。



うわあああああああああ!!!



一瞬で血の気が引きました。



着替えやノートPCやカメラや・・・そして現金数万円が入ったキャリアバックがああああ・・・



無いっ!!!!!



。。。数分で、最初に目的地がパタヤだった人たちが降りたところまで戻ってきました。



そして、バンを降りると別のタイ人の青年から、こっちに来いと呼ばれます。



ロットゥーのあんちゃんは、多分5分位待つ事になるだろうが、あとはここからタクシーで移動してくれという感じで、私を降ろしたらさっさとバンコク方面へ消えて行きました(爆)



いや・・・(泣)



・・・日本だと、絶対にありえない状況ですよね。



今、私は海外に来ているという事を改めて知らされた瞬間でした。



適当なタイ人と、それに従う事しかできない外国人(私)。



あわよくば、降りた場所にキャリアバックだけぽつんと置いてあるもんだという期待もしましたが、やっぱり無いですね(泣)



べつの青年に連れられて、ソンテウの荷台に乗せられます。



そのソンテウは、そのままチャーターで走り出すソンテウでは無く、ロットゥーがここに到着したら一気に客を乗せて色んな場所へ走り出すソンテウのようです。



一組100バーツ位取れれば、結構良い商売になりそうですからね。



という事で、ソンテウに乗っていてもどこかに連れて行かれるという事ではなく、日陰がある場所が他に無いので、ここで座って待っていろという事なのでしょう。



とりあえず、愕然としている私は自分でできることは何も無いので、あとはこの信用ならないタイ人達を信じて待つしかないのです。



青年は、多分20分位待てばいいよ的な事を言ってます。



ロットゥーのあんちゃんは、さっき5分って・・・(爆)



もう、荷物が戻ってくれば何でもいいよと諦めモードで、弱々しい笑顔で返すしかできませんでした。



すぐに、一人のおばちゃんが、私の乗ってるソンテウに乗ってきます。



青年は、その人は俺のママだ!と言っていました。



おばちゃんの格好から察すると、青年もおばちゃんもイスラム系がルーツのタイ人のようですね。



そして、おばちゃんと青年は私に質問をしてきます。



どこから来たのか?



どこ出身なのか?



どこのホテルに滞在するのか・・・?



・・・バービアのタイギャルとの会話かよ!とつっこむ元気も無く、適当に返します。



滞在予定のホテルは、ガニメデホテルという名のホテルなのですが、固有名詞の場合タイ人に伝わる発音が独特で難しので、リュックに入っていたバウチャーのコピーを見せます。



青年は・・・ああ、ジョムティエンか・・・。



ソンテウをチャーターしてホテルまで直接向かったら、400B位するだろうなーと言ってます。



400バーツって・・・今年の年始にカオサンからドンムアンまでの約20キロ弱を、エアコンが効いたメータータクシーでその料金だったよ!と。



それでも高く感じたよ!と。



ここから、ビーチロードまできっと2キロ位・・・どこに位置しているかわかりませんが、どんなに遠くても10キロ位でジョムティエンの入口まで着くだろうと思っていましたので、400Bはちょっと高すぎだろうと思いました。



が、市内を周回しているソンテウが走っているルート付近でチャーターをするのとは違い、周回ルートからかなり外れたスクンビット通りにいるという事で、それがボリ価格ではなく相場なのかも知れないとも思いました(勿論、外国人価格でだとは思いますが)。



おばちゃんは、おばちゃんの荷物の中からマンゴーを取り出して皮をむきはじめ、私に食べるかい?と勧めてきました。



気持ちは、すごく有り難かったのですがあまりの落ち込み過ぎで、いらないとしか答えられませんでした。。。



愕然としながら・・・40分程待ちました。



すると、一台のソンテウが私の乗っていたソンテウの横にある駐車場に入って行きます。



青年は、笑顔で荷物が戻ってきたよと言ってくれました。



うおおおおおおおお!



地獄に突き落とされた後、どうにかクモの糸を伝って天国にたどり着いた気分でした!



ひとりのおじさんが、キャリアバックをゴロゴロ押して私の元へやってきました。



勿論、見慣れた私のキャリアバックでした!



おじさん曰く、



「お前のキャリアバックはせっかちで、先にパタヤビーチまで行っていたんだよ」的な事を冗談で言ってました。



ハハハハハハ・・・笑えない冗談きついっす(苦笑)



さて、ここからの移動ですがここの位置が南北のどこに位置するのかわからない以上、下手にどこという場所を言ってもきっと予想よりも高額なバーツを請求され、結局手段はそれしか無いので言い値に従うしかないと思っていました。



そして、感覚的に結構ノースパタヤ付近なんじゃないかなーと思っていたので、宿泊先はジョムティエンでしたが、



「ノースパタヤにいる友達に会いに行く!」(もちろん現地に友達はいないので嘘)



「だから、ノースパタヤバスステーションへ行きたい!」と連呼していました。



一か八かの賭けに出てみます。



すると、そんなに言うならノースに行ったらいいさという感じで、モトサイのにいちゃんと話をつけてくれます。



いや・・・モトサイって(笑)



私にはさっき戻って来たキャリアバックがあるんですよと、思ったんですが、青年に促されるままモトサイのにいちゃんのところへ。



そして、まずモトサイにまたがれと言ってきます。



モトサイにまたがると、モトサイの兄ちゃんと私の間、つまり膝の上にキャリアバックをのせてくれました。



ひえええええええw



片手でキャリアバックを抑えつつ、もう片方の片手でモトサイのタンデムバーに捕まります。



そして、モトサイは走り出します。



スクンビット通りは中央分離帯のある広い道路なので、一旦南の方へ走ってから分離帯の切れ目のあるところでUターンをするのですが、そのタイミングでバランス取りにくくて危なかったです(笑)



帽子を脱ぐのを忘れてて飛ばされそうになりましたが、キャリアバックを抑えている方の手で、肘でキャリアバックを押し付けながら帽子を取ってなんとか難を逃れました。



そんな感じでどうにかノースパタヤバスターミナルへ到着しました。



あ・・・しまった、乗る前に料金交渉していない・・・。



こうなっては、もう言い値で渡すしか無いです。



恐る恐る値段を聞くと、案の定150Bと言ってきます。



・・・まあ、荷物あってのこの距離だと最低でも100Bと言われそうな感じだったので、50Bは「お勉強料」ということで言い値の150Bを素直に渡します。



バンコクからのパタヤまで約100キロの道のりの料金、ロットゥー130B。



パタヤの謎の場所から、ノースバスターミナルまで恐らく1.5キロくらいの料金、モトサイ150B。



・・・やっぱり、比べちゃうとチャーター料金は凄く高く感じますよね。



ちっきしょー。



ノースバスターミナルからは、ビーチロード方面へ行く乗り合いソンテウに乗り(30B)サウスパタヤロードまで来れたので、そのままセカンドロードとの交差点にある、ジョムティエン行きのソンテウ乗り場からホテル近くまで乗り合いソンテウ移動となりました(10B)。



9時半にエカマイを出発して、13時半頃ホテルに到着。



結局4時間かかった事になるのか・・・orz



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