ワットポーからワットプラケオへ移動します。
ちなみに建物的には隣りなのですが、入口がかなり遠く800メートル位あるので、歩くのが嫌であればタクシーやトゥクトゥクを利用しましょう。
この長い王宮の城壁の通りを歩きます。
左はチャオプラヤ川でちょっとした公園になっている場所もあります。
大晦日などは、ここが花火大会の会場になるそうです。
王宮の観光客用の入口以外の扉には武装した軍人さんが立っています。
こちらは、客用の入口です。
日曜日だった為か、観光客が溢れるくらいおりました。
ワットプラケオは王宮敷地内にある寺院という事で、服装に制限があります。
気を付けるべき点としては、肌の露出の多い服装がNGということですかね。
上はTシャツなら問題ありません。
タンクトップやノースリーブ等はNGですね。
下は、短パンやミニスカートはNGです。
長ズボンやロングスカートならOKです。
但し、ヘソが見えるような短いシャツ・穴の開いたジーンズ・レギンスのようなタイトなズボンもNGですので注意が必要です。
服装には気を付けなければいけませんが、何しろここは常夏のバンコクです。
そのような恰好だと暑くてたまらないですよね?
なので、王宮までは短パンやタンクトップで来てもOKです。
そして、別途長ズボンや上着を持っている必要はありません。
入口を通ってすぐ右手にある建物に向かいましょう。
こちらで、ズボンや上着を貸してもらう事が可能なのです。
但し、デポジットとして200バーツを預ける必要があります。
ズボンを借りて、ワットプラケオに向かいます。
ワットプラケオの入口は、入口から真っ直ぐ進み、中腹位の所を左側にチケットブースがあるので、そこでチケットを購入して中に進みます。
ちなみに先ほどの写真にも書いてある通り、入場料金は500バーツと、他の寺院に比べてかなり高額です。
チケットブースと建物の隙間を真っ直ぐ進むと、ワットプラケオの入口となります。
ワットプラケオに入ると真ん中に本堂があり、その周りが回廊になっています。
回廊にはラーマキエン物語という、タイでは知らない人がいないと言われる物語が描かれています。
日本でいうと桃太郎や浦島太郎などの昔話みたいな存在ですね。
壁画に触れる事は禁止されていました。
風化してしまわないように地元美大生のボランティアの協力を得て、何度も修復されているそうです。
ラーマキエン物語は、古代インドのラーマヤーナというヒンドゥー教の聖典を元に作られた話なんだそうです。
軽くあらすじ程度でもラーマキエンの内容を知ってから、こちらの壁画を見るとより楽しめるのでは無いかと思います。
王宮内の寺院なだけあって、様々なディティールの仏塔があります。
寺院内には何故かお隣の国、カンボジアのアンコールワットの模型が置いてあります。
かなり精巧に作られた模型です。
これは、その昔クメール王朝がシャム王国配下に置かれていた時代にラーマ4世がアンコールワットに訪れ、その後その模型を作らせたんだとか。
タイの寺院はクメール様式の影響を受けている寺院が多いですからね。
色々見てまわり、メインのエメラルド仏像を見に行きます。
中央の本堂に祀られたエメラルド仏がメインの寺院なだけあって、通称エメラルド寺院とも呼ばれているワットプラケオです。
本堂内では写真撮影禁止なので、遠くから。
奥の方に鎮座しているのがエメラルド仏です。
年に三回、王族によって衣替えされるそうです。
建造物の豪華さが目立つ寺院ではありますが、寺院ですのでタンブンスペースもきちんとあります。
こちらは、寺院外の王宮敷地内の建造物です。
ロイヤル感がありますね。
こちらも同じく敷地内の建造物。
ドゥースィットマハープラサート宮殿という、玉座やラーマ一世の寝台が保管されているんだとか。
ワットプラケオは他の寺院と比べて入場料が高いのが玉に瑕ですが、バンコクに訪れたのであれば一度くらいは見ておくべき場所だと思います。
バンコク三大寺院のワットプラケオ・ワットポー・ワットアルンはそれぞれ徒歩圏内にある寺院なのでセットで見てまわっても半日とかからず見る事が可能だと思います。
ワットアルンから対岸へ。
ワットポー側の船着き場。
ちょっとしたレストランがあったりお土産物が売られたりしている場所になっています。
船着き場を出て突き当りにある建物がワットポーです。
さすがバンコクの人気観光スポットという事もあり、ワットポー前の通りは観光客だらけですね。
ワットポーへの入場料は100バーツ。
チケットを購入して中へ入ります。
ワットポーは寺院見学以外にも有名なものがあります。
この寺院は、タイ古式マッサージの総本山なのです。
プロンポン駅からすぐの所にもワットポーマッサージスクールというマッサージ師育成学校があり、タイ古式マッサージの国家資格が取れるそうです。
寺院内でマッサージを受けることもできますので、興味がある方は是非寄ってみてください。
もう一つの売りがこちら。
巨大な涅槃像が本堂に祀られているのです。
その大きさは、昨日見たアユタヤの涅槃像をはるかに上回るサイズです。
今回でこちらの寺院に訪れたのは3回目なのですが、いつみても黄金に輝く巨大な涅槃像は見ごたえがありますね!
ただ、こちらの寺院も修復工事中で涅槃像の足の裏の方には行けないようになっていました。
涅槃像の足の裏には108の絵が刻まれており、撮影スポットの一つなので残念です。
ただ、涅槃像の裏側には回れるようになっていました。
裏側では、バーツよりも単位の低いサタン硬貨を108個の鉢に入れていくというタンブンが可能なのです。
サタン硬貨は20バーツで購入可能です。
ワットポーは本堂以外にも様々な像が飾られていたりと事細やかな装飾が多々あります。
本堂以外の場所も意外と広く、いくつも仏塔が並んでいるエリアがあります。
バンコク3大寺院のうちの一つなので、王宮付近を巡るときは外せないお寺の一つだと思います。
翌朝。
さて、バンコク滞在も残すところ1日半です。
あっという間ですね。
いつもが7泊とか多ければ10日以上滞在するので特に短く感じます。
この日も晴天です。
朝早い時間なので、プールに客はまだいませんでした。
この日は、昨日に続いて定番の観光地である王宮付近に行ってみたいと思います。
昨日と同じようにBTSのアソーク駅に向かって歩きます。
しばらく、BTSに揺られます。
この日は、サイアム駅で乗り換えて、シーロム線に乗ります。
スクンビット線は大混雑しているのですが、シーロム線は意外と空いていました。
週末だからですかね?
到着したのはサパーンタクシン駅です。
駅からすぐの所がチャオプラヤ川になっているので、駅から見えるクルントンブリー通りは橋の上でした。
二番出口を出ます。
するとチャオプラヤ川の方角になります。
チャオプラヤ川の先ほど見た橋の下あたりに船着き場があります。
ここの船着き場から乗れるチャオプラヤエクスプレスというボートに乗ります。
このボートに乗ると、王宮付近やワットポー・ワットアルン・シラリート病院やカオサンロードなど、BTSやMRTから離れているスポットへタクシーやバス以外の公共交通機関で移動が可能なのです。
という訳でボートに乗ります。
各ピアで止まるボートだと15バーツ以下で乗ることができます。
センセープ運河のボート同様、こちらも地元タイ人御用達の乗り物なんですね。
ちなみに主要な観光スポットだけに停車するボートもあり、そちらの料金はもう少し高くなります。
ただ、一人ならタクシーで移動するより安くなると思います。
しばらく乗っていると、三島由紀夫の暁の寺院の舞台となったワットアルンが見えてきました。
バンコクの寺院の中で一番好きな寺院なんですが、なんだかいつもと様子が違います。
ワットポーの船着き場で降りて、渡し船に乗り換えます。
渡し船を降り寺院の方に向かっていきます。
・・・工事中でしたorz
寺院全体が足場で覆われているようですね。
修復工事は、2016年の3月に終了予定だったのですが、現在11月になってもまだ足場が取り外される様子は無く工事中との事らしいです。
うーむ・・・。
このゲートをくぐるためにはチケットを購入しなければなりません。
チケットは50バーツとそれほど高くはないのですが、工事中で寺院に上れないというのでは楽しみも半減ですね。
という事で寺院内部には入りませんでした。
柵の隙間から中を見てみましたが、やはり工事中という事で客入りは良くなさそうです。
中に入らず、柵の周りをぐるりと回っていくと、ちょっとした市場みたいな場所に出ました。
お土産物や服が売られていたり、食事がとれるスペースがあるようですね。
うーん・・・。
それにしても工事中とは残念ですね。
好きな寺院なだけに、がっかりでした。
仕方ないので、ここはこれで見学終了。
対岸の寺院見学に行きましょう。
対岸への渡し船は片道3バーツです。
心なしか、ワットアルンから帰る他の観光客達もがっかりしているような気がしました(笑)